山口)周防大島での養蜂 常識と異なる「定置式」で8年

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金子和史
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 海と山が目前に迫る周防大島町で養蜂に取り組むカサハラハニー。島の風土と人にほれ込んだ笠原隆史社長(33)が移住して始めた。業界の常識と異なり、年間を通して巣箱を移動させない「島での養蜂」に挑戦している。

 瀬戸内海を望む小高い山の中腹に、50個ほどの巣箱が並ぶ。「ブーン」というハチの羽音が響く中、防護ネットで顔を覆った笠原さんが巣箱から巣を取り出すと、黄金色に輝くハチミツが詰まっていた。

 笠原さんが周防大島で養蜂を始めたのは、25歳だった2011年。両親や祖父母も岩国市で養蜂を営み、「ハチミツが当たり前のようにある環境」で育った。

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 大学を卒業後、福岡県のホテ…

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