1億食売った納豆「タレ袋」 飛び散らない、で大ヒット

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石塚大樹
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 ミツカン(愛知県半田市)が昨年、押すだけでタレが出る納豆の袋を考案した。袋を手で切る必要がなく、誰でも簡単に出せる点が受け、昨年末から今年7月までに新しい袋を使った納豆が1億食以上売れた。開発に6年半かかった異例のタレ袋だ。

 新商品「押すだけプシュッ!と」には、4・0~4・5グラムのタレがつく。大きさは従来と一緒だが、袋を接着する力を弱めた「タレの出口」を約1センチ作った。中心部を押すと弱い部分が破れてタレが出る。飛び散らないよう、タレにとろみもつけた。

 ほとんどのメーカーのタレ袋は切って開ける。それだけに「手が汚れない」「開封が簡単」と好評で、「金のつぶ 押すだけプシュッ!と梅風味黒酢たれ」は、袋を変えて売り上げが1割増えた。

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 開発は2012年5月に始ま…

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