岩手)児童公園の整備「協議の場を」 大槌町に住民団体

本田雅和
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 津波で壊滅した岩手県大槌町中心部で児童公園の整備をめざす住民団体「おおつち遊び場プロジェクト」のメンバーらが2日、町役場を訪ね、協議の場を設けるよう申し入れた。平野公三町長も、子どもの遊び場不足を「全庁的課題」と認め、町の幹部会議でも説明するようメンバーに要請した。

 申し入れたのは「おらが大槌夢広場」の神谷未生・代表理事(43)らをはじめとする子育て世代と高校生ら。神谷さんらは町内に安心して遊べる遊具などが整う公園がほとんどないことに気づき、昨秋から調査や要望を進めてきた。共感した地元高校生(18)もこの日の申し入れに参加。「震災当時小学3年生だった自分たちは公園という大きな場所で遊んだことがない。そんな町を後輩に残したくない」と訴え、集めた署名76筆を提出した。(本田雅和)

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