INF全廃条約が失効 米が離脱、新たな軍拡競争発展か

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ワシントン=渡辺丘
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 冷戦下の1988年に発効した米国とロシア(旧ソ連)の中距離核戦力(INF)全廃条約が2日、失効した。トランプ米政権が2月にロシアに離脱を正式通告した後、条約の規定で6カ月が経過したことに伴う。米国は中国を加えた新たな軍縮の枠組みを唱えるが、実現のめどは立っておらず、新たな軍拡競争に発展する恐れが強い。

 条約は核弾頭や通常弾頭を搭載する射程500~5500キロの地上発射ミサイルの保有を禁じる。米ソ軍縮対話の基礎となり、冷戦終結の象徴でもあった。

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