山形)温泉熱で育った「雪ばなな」 収穫迎えて課題も
熊谷功二
JAおいしいもがみ(山形県新庄市)が、戸沢村の温泉施設「ぽんぽ館」で温泉熱を利用してビニールハウスで栽培を始めたバナナの収穫が続いている。栽培はほぼ順調に進んだが、当初の計画通りにいかない課題も見つかった。
雪国で育てるので「雪ばなな」と命名され、88本を植えた。傷むなどした数株を除いて、8割超の株に実がついて育った。担当者も驚くほどの「豊作」だった。
輸入バナナは青い未熟のうちに収穫し、エチレンガスを使って熟成させる。一方、「雪ばなな」は樹上で完熟させ、出荷することを計画していた。無農薬である上、新鮮さもアピールできる。
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しかし、1株に100本以上…
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