愛知で豚コレラ、250頭処分 大村知事「苦しい状況」

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 愛知県は31日、同県豊田市の養豚農場で、家畜伝染病豚(とん)コレラ」の感染を確認したと発表した。県によると、この農場では約250頭の豚を飼育しており、全頭を殺処分する。豚に豚コレラを疑う症状は出ておらず、遺伝子検査などで感染が判明したという。

 県内の飼育施設での感染確認は16例目。県によると、今回の農場は9日に豚コレラの感染が確認された豊田市の農場から半径3キロ以内にあり、家畜伝染病予防法に基づき、豚の移動が制限されていた。半径3~10キロ圏内に設定した搬出制限の解除に向けた検査で、豚コレラの感染を疑う結果があり、さらに20頭の遺伝子検査を行ったところ、5頭で陽性反応があった。

 県は31日午前に緊急対策会議を開催。大村秀章知事は隣接する岐阜県で昨年9月、国内で26年ぶりの豚コレラが確認されて以降、愛知県内で発生が続いていることを踏まえ、「岐阜で発生して丸1年。なかなか封じ込めができない状況の中で、県内の養豚農家、畜産農家は大変苦しい状況にある」と訴えた。

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