山本太郎氏と細川護熙氏…内田樹さんが考える2人の違い

有料記事れいわ新選組

聞き手・中塚久美子
[PR]

 「勝者なき選挙」ともいわれた7月の参院選。注目を集めたのが宝塚市出身の山本太郎氏(44)率いる「れいわ新選組」(れいわ)だ。「消費税廃止」や「奨学金チャラ」を政策に掲げ、結党3カ月余りで2議席を獲得した。多くの新党がブームとともに現れては消えていった平成時代の日本政治。「れいわ現象」は本物なのか。神戸市在住の思想家・内田樹(たつる)さん(68)に聞いた。

 ――選挙前、「れいわ」の事務所に足を運んだとか

 代表の山本さんとは以前から知り合いですので、彼が新たな政治運動を旗揚げすると聞いて駆けつけました。寄付もしました。私が行った時点ではまだ寄付も1億円を少し超えたくらいで、候補予定者も蓮池透さん(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会元事務局長)と2人だけでした。これほど短期間で10人擁立するのは無理だろうと思っていましたので、驚きました。

 ――平成以降に旋風を巻き起こした新党というと、1992年に旗揚げした日本新党が思い浮かびます。でも、今はありません

ここから続き

 出現の仕方は少し似ているか…

この記事は有料記事です。残り2209文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

れいわ新選組 熱狂のその後

れいわ新選組 熱狂のその後

参院選で躍進したれいわ新選組。あの熱狂のこれからを考えます。[もっと見る]