中高一貫校から別の高校へ 再受験に立ちはだかる壁

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フリージャーナリスト・川村真貴子
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教育ひろば

 1学期も終わり、夏休み、真っただ中。子どもたちにとっては通知表の評定がふるわなかった科目や部活動で苦労したことなど、春からの学校生活を見直す時期ですね。なかには、親子ともども、当初、思い描いていた理想と現実が違い、疑問を感じたり悩んだりしている方がおられるかもしれません。今回は、中高一貫校に入学しながら別の学校を受験した方の苦労や奮闘ぶりについて、ご紹介したいと思います。

 ある知人は、私立の中高一貫校から別の私立の高校に受験をしました。中学1年の夏休みに「自分が考えていた学校とは違う」と違和感を持ち始めました。成績は学年の上位でしたが、この学校の卒業生が進学した大学を調べると、自分が希望する国際関係に進む人が少ないことが分かりました。「この学校にはいられない」と思い悩み、2学期になって両親に他の高校を受験したいと打ち明けました。両親は「せっかく入ったのだから」と説得しましたが、本人の意思が固く、受験に踏み切ることにしました。

 受験対策では、授業の進度や…

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