松本人志、偉いさんネタにした若き日 今は笑えない吉本

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記者解説 大阪生活文化部・篠塚健一

 社会的影響力の大きさと旧態依然たる体質。浮き彫りになったのはそのアンバランスさだった。所属芸人が内緒で詐欺グループの宴会に参加して金銭を受け取った「闇営業」問題。7月22日にあった吉本興業・岡本昭彦社長の会見は、契約を解消された宮迫博之さんが田村亮さんと開いた会見で吐露した不信への釈明の場となったが、取材して違和感が強く残った。

 明治の末に大阪で寄席の経営に携わったことに始まる吉本の歴史。一筋縄ではいかないクセのある芸人らを「商品」に仕事を開拓し、お笑いの地位を高めるのにも役割を果たした。劇場やメディアはもちろん、47都道府県に「住みます芸人」を展開。最近は官民ファンドクールジャパン機構」から最大で100億円の出資を受ける教育事業にも参入している。

 闇営業での金銭受け取りを否…

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