推しに一目惚れ「恋愛と一緒」 桜井ユキ、連ドラ初主演

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文・杢田光 写真・滝沢美穂子
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 俳優の桜井ユキ(32)が、NHKの「だから私は推しました」で、連続ドラマ初主演を務めている。地下アイドルにぞっこんのアラサー会社員の役。これまでの作品で見せてきたクールなイメージとはうらはらに、サイリウム(発光スティック)を片手に、ノリノリでアイドルの世界にはまっている。

 主人公の愛は周りから「イイね」と評価してもらいたくて、外面ばかり気にする日々を送っていた。恋人に振られて失意のどん底にいたある日、地下アイドルのハナ(白石聖)と出会い、不器用な姿に自分と似たものを感じ、熱心に応援するようになる。

 アイドルオタクの役と聞いたときは、「えっ、私で大丈夫かな」と不安がよぎった。子どもの頃から、特定の芸能人に入れ込んだことも、アイドルのライブに行った経験もない。「自分にないものばかりなので、今までの感覚を一回捨てて、フラットにいくしかない」とゼロから役づくりをした。入浴中に、アイドル曲のかけ声をつぶやいて練習した。

 いざ撮影に入ると、劇中の5人組アイドル「サニーサイドアップ」のメンバーのおかげで、すんなり役に入り込めたという。「白石さん演じるハナちゃんがステージに出てきた瞬間、『好き!』と気持ちが動きました。『役としてこの子たちを応援しなきゃ』というより、一目ぼれのような感覚」だったという。「すっかりハナちゃんのファンです。恋愛と一緒ですよね」

 脚本は、連続テレビ小説「ご…

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