「日本代表でプロ選手とかかわるうちに、そこの環境にいち早く身を置きたいという気持ちになった」。サッカー南米選手権に大学生として唯一、日本代表入りした法大FW上田綺世(あやせ)(20)が26日、内定していたJ1鹿島に1年半前倒しで加入することを明らかにした。22歳以下日本代表で東京五輪のエース候補は、FW鈴木優磨(シントトロイデン)ら主力3人が海外移籍した鹿島にとって大きな戦力になる。
東京都町田市の法大多摩キャンパスで記者会見を開いた。上田は「決断に半年かかってしまった」と振り返る。今年2月に鹿島加入が内定したときも加入を考えたが、長山一也監督らの説得で翻意していた。ところが、大学では「突き抜けた存在」で、成長するためにはより厳しい環境が必要。上田は「法政でやれることはやりきった。ステップアップしたかった」と6月の南米選手権に旅立つ前に長山監督にプロ入りを志願した。日本代表DF長友佑都やFW武藤嘉紀のように大学4年生からプロ入りした例があるが、3年生でしかもシーズン途中でのプロ入りは異例だ。
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上田は茨城県出身で、鹿島の…
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