アマゾン、NY百貨店跡地に新拠点か 小売業の激変象徴

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ニューヨーク=江渕崇
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 米ネット通販最大手アマゾンが、ニューヨーク中心部で閉店した老舗百貨店の跡地に新拠点を検討していると、米紙ウォールストリート・ジャーナルが25日報じた。米小売業で進む実店舗からネット通販へのシフトを象徴する動きといえそうだ。

 報道によると、アマゾンが入居を検討しているのは、高級百貨店ロード&テイラー(1826年創業)が1月に閉じた旗艦店の跡地。ニューヨーク・マンハッタンの目抜き通り「五番街」に面する一等地だ。

 ロード&テイラーはネット通販の攻勢やファストファッションの成長のあおりを受けて苦戦。ビルはシェアオフィス「ウィーワーク」の運営会社が買い取っており、アマゾンの入居をめぐり交渉中だという。

 ニューヨーク市内の老舗百貨店は、苦境が目立つ。五番街では日本人観光客にも人気だった高級百貨店ヘンリ・ベンデルが1月に閉店。五番街の隣でブランド店が集まる「マディソン街」でも、高級百貨店バーニーズ・ニューヨークが賃料高騰に耐えきれず、米連邦破産法の適用申請を検討中だと報じられている。

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 消費者は高級品もネット上で…

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