三重)加太駅舎を歴史観光資源に 亀山市が改修・活用へ
中根勉
三重県亀山市は、伊賀市へ向かう山間地にあるJR関西線の加太(かぶと)駅の駅舎を無償でJR西日本から譲り受け、歴史観光資源として活用していくことを決めた。桜井義之市長が23日の記者会見で語った。
市によると、4月下旬、JR西日本から老朽化した駅舎を撤去し、ホームの待合だけに簡略化したいとの打診があった。地元では加太鉄道遺産研究会が活動しており、散策ルートの拠点駅でもあるため、市が必要な改修をして市民と活用することにしたという。
年内をめどにJR側との譲渡手続きを終える予定。周辺には古い鉄橋やトンネルなど鉄道ファンが訪れる場所もあり、今でも地域の人たちが散策ルートをつくって駅舎にマップを置いている。
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