「すてきナイス」元会長ら3人、粉飾決算容疑で逮捕

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 住宅関連事業を手がける東証1部上場の「すてきナイスグループ」(横浜市鶴見区)の粉飾決算事件で、横浜地検は25日、2015年3月期の決算を粉飾したとして同社の元会長、平田恒一郎容疑者(71)=川崎市幸区=ら3人を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕した。

 他に逮捕されたのは、元社長の日暮清(67)=東京都国立市=、財務担当役員だった大野弘(63)=横浜市金沢区=の両容疑者。地検は、創業者を父親に持つ2代目の平田容疑者が、赤字の決算を黒字に転換する目的で両容疑者に指示したとみている。横浜地検は認否を明らかにしていない。

 関係者によると、3人は共謀し、すてき社の15年3月期の連結決算で、ペーパーカンパニーに物件を売却して架空の売り上げを計上するなどして、経常利益を4億9600万円などとする虚偽の有価証券報告書を提出した疑いがある。他の決算年度でも粉飾が行われていた可能性があるとみて調べる。

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 すてき社の第三者委員会が2…

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