岩手)震災前の写真募り「思い出」捜しに提供 陸前高田

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大久保泰
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 震災で流出した写真などを持ち主に返す活動を続けている岩手県陸前高田市の「三陸アーカイブ減災センター」が、震災前の祭りやイベントで撮影された集合写真などの提供を呼びかけている。震災から8年余。「捜している写真が見つからない」人たちのために、「思い出」を見つけられる可能性を広げてあげたいという思いがある。

 同センターは市の委託を受け、津波で流された写真約6万9千枚、仏像やランドセルなど約2700点を保存。写真はデジタル化してきた。2018年9月から今年3月末までの間にも、写真2170枚、位牌(いはい)や卒業証書など31点が持ち主の元に返されている。

 しかし、「写真が見つけられなかった」「損傷がひどかった」「保育園や小学校時代の写真がほしい」などの声も聞くようになったという。

 それなら震災前の写真を持っ…

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