BEGIN比嘉にバタヤンが教えた さびつかない極意

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宇津宮尚子
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 「歌は好きだけれど、人前で歌うのは今でも苦手。自分が出ないでいられるんだったら……」。「島人(しまんちゅ)ぬ宝」などで知られる「BEGIN」のボーカル、比嘉栄昇さん(51)はそう言って笑う。でも、曲を作り、ライブに立ち、歌い続ける。奇をてらわず、自然体で。そこには、戦前から戦後、そして平成までの時代を現役歌手として歌い続けた、ある歌手からの言葉があった。

あこがれの人に曲を

 7月中旬、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場の海の家から、三線(さんしん)の音に乗せて、島唄が聞こえてきた。沖縄・石垣島で育った比嘉さんの深みのある歌声は、情緒にあふれ、どこか懐かしくて、温かい。

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 幼い頃は、建設業を営む父と…

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