新潟)佐渡、伝統芸能の担い手 民謡と能楽の若き希望

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古西洋
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 私たちのまわりで息づいてきた伝統芸能は少子化の世の中で受け継がれていくのだろうか。島民の手によって伝承されてきた芸能の島、佐渡。民謡と能楽の担い手を訪ねてみると、そんな不安を払拭(ふっしょく)してくれる若い人たちに出会った。(古西洋)

 ♪はあー佐渡へーぇ(ハ、アリャサ)佐渡へと、草木もなびくよ(ハ、アリャアリャアリャサ)佐渡は居よいか、住みぃよいか(ハ、アリャサ、サッサ)♪

 佐渡市で5月末に開催された伝統芸能の祭典「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」。群青色の地に白波が描かれた着物をまとい笠をかぶった「立方(たちかた)」と呼ばれる踊り手たちが笛や太鼓、三味線の音に乗って舞台で跳ねる。一糸乱れない踊りにひときわ大きな拍手がわき起こった。

 演じたのはすべて同市の県立…

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