対白鵬7勝41敗、分の悪さを克服した鶴竜の作戦とは
金子智彦
決定戦はご免だ――。鶴竜の気迫がみえるような楽日、横綱同士が優勝を争う結びの一番だった。
白鵬と左四つでがっぷり。これまでなら7勝41敗と分の悪い白鵬の技術に屈するところだが、この日は違った。素早く巻き替えて両差しになると一気に寄り切り、勝負あった。
「とにかく止まらないように。なるべく動こうと」。場所前に腰を痛め、長期戦は不利。速い相撲を心がけた15日間の先に7場所ぶりの栄冠があった。
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「一味違う優勝でした」…
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