AIの現場、主婦が大活躍 政府は人材不足というけれど

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杉本崇
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 画像を認識したり、外国語を翻訳したり、社会のいろんな場面で人工知能(AI)を使ったサービスが普及するなか、政府が「AI人材が不足している」と危機感をあらわにしている。一方、AIに知識を学習させる仕事では主婦らが活躍。計算式をプログラムする技術者の不足は解消されつつあるとの声も上がる。幅広い分野にまたがるAIの現場は、求められる技能や人材も多岐にわたっている。

 パソコンの画面に映し出された工事現場の画像。アルバイトの主婦斎藤尊子さん(39)が、これは三角コーン、これは仕切り……と種類ごとに青や赤色に塗り分けていく。

 AI企業「ABEJA」(東京都)では、画像に写っているのが何かをAIに学習させる「アノテーション」の真っ最中だった。

 斎藤さんは昨年10月から働…

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