戦艦大和の生誕地、広島県呉市にある「大和ミュージアム」で、俳優の菅田将暉(すだまさき)さん(26)と同館長の戸高一成さん(71)が先月、対談した。菅田さんは大和の建造計画をフィクションを織り交ぜて描いた映画「アルキメデスの大戦」(公開中)で主人公の海軍主計少佐、櫂直(かいただし)を演じた。第2次世界大戦を経験した人が減っていく中、戦争の記憶をどう継承していくか。それぞれの思いを語った。
――撮影を通して戦争への思いに変化は
菅田 演じながら、当時の戦艦を再現した模型を自分の目で見て触り、測り、その大きさを数字や金額で知って、「人が造った物なんだ」という実感が湧きました。
大和が沈没するシーンでは…
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