北朝鮮の貿易額、48%減 制裁影響、中国に依存高まる

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ソウル=神谷毅
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 韓国貿易投資振興公社(KOTRA)は、北朝鮮の2018年の貿易額が前年と比べて48・8%減の28億4千万ドルだったと発表した。2年連続の減少。前年比で輸出が約86%、輸入が約31%それぞれ減り、貿易赤字は約2割増の23億5千万ドルだった。

 北朝鮮に対しては、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射核実験を受け、2017年から国連が経済制裁を強化。石炭や鉄鉱石、水産物、衣料品などの輸出が禁じられた。貿易額の大幅な減少は制裁の影響といえる。

 中国との貿易額は5割近く減ったが、一方で北朝鮮の輸出先の約80%、輸入元の約97%を占めるまでになり、中国への依存度はこれまでで最も高くなった。国境の一部を接するロシアとの貿易は全体の1%余りにすぎず、インド、パキスタンスイスバングラデシュドイツなどが続いた。独自制裁を行う日本とは貿易が中断しており、09年以来ゼロとなっている。

 全体の貿易額が減るなかでも…

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