福島)G7招致、高規格道路建設を 双葉郡の将来像描く

有料記事

床並浩一
[PR]

 東日本大震災からの復興をめざす双葉郡の将来像を検討してきた郡内8町村が、主要7カ国(G7)首脳会議の開催や新幹線の整備など郡全体として今後取り組む戦略構想案をまとめた。8副町村長でつくるふたばグランドデザイン検討委員会が協議を重ねたもので、双葉地方町村会の伊沢史朗会長(双葉町長)に最終報告書を提出する。ただ、財源確保や合意形成など課題も多く、実現可能性を探る方針。

 検討委は基本構想で2050年の目標に掲げる「交流人口200万人」につなげる施策を協議。出そろった構想案は主要7カ国首脳会議の招致を目標にした「ふたば国際コンベンションリゾート構想」や浜通りと中通りを結ぶ「あぶくま横断道路構想」、輸送高速化が目的の「常磐新幹線構想」など17分野にわたる。

 ただ、構想の実現には多額の財源が必要で、各町村で温度差もある。事務局は「具体化に向けた協議はこれからだ。各町村職員らでつくる作業部会で、協議をしていきたい」と話す。(床並浩一)

■「ふたばグランドデザイン」…

この記事は有料記事です。残り269文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら