新海誠監督「ひるむことなく作り続ける」 京アニ思い

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小原篤
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 19日午前0時にスタートした「天気の子」の「世界最速上映」、その東京会場であるTOHOシネマズ新宿では上映終了後、気づかれないようこっそり観客席で見ていた新海誠監督がサプライズ登壇し、拍手と歓声を浴びた。音楽を担当したRADWIMPSの野田洋次郎さんも登場し、壇上で監督と抱き合った。

 「こんな時間にお集まりいただいた観客の皆さんにどうしてもお礼が言いたい、と劇場にお願いしました」と新海監督。「この映画をどう感じていただいたのか、笑っていただいたのか、泣いていただいたのか分からないんですが、どうでしたか?」と問うと、客席から大きな拍手が湧いた。

 野田さんは「新海さんの『挑戦の船』に途中から乗せていただきました」とあいさつした。

 新海監督は18日に起こった京都アニメーション放火事件に触れ、あいさつを締めくくった。

 「同じ業界にいて、一枚でもいい絵を描いて、お客さんに楽しんでもらいたいと思って僕らはやっています。だからいま皆さんにお願いしたいのは、映画を楽しんでいただきたいということ。僕らはみんな、同じ船に乗っている仲間です。ひるむことなく作り続けていくことが、僕らにとって幸せなことであり、そうすべきことなんじゃないかなと思っています」

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 終了後のロビーで、観客に作…

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