ジャニーズへの公取委の注意 TV各局、圧力に言及なし

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 アイドルグループ「SMAP」の元メンバー3人のテレビ出演をめぐり、独占禁止法違反につながるおそれのある行為がみられたとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所(東京都)に注意をしていたことが明らかになった。公取委の注意について、NHKや在京民放キー局は17日夜~18日昼、ニュース番組や情報番組で伝えたが、公取委に情報が寄せられた「事務所から局への圧力」の有無について、番組内で局からの詳しい説明はなかった。

 ただ、番組の出演者からは、踏み込んだ意見も出ていた。日本テレビ系の朝の情報番組「スッキリ」では、司会の加藤浩次さんがコメント。大手芸能事務所を独立したタレントは何年かテレビに出られなくなることが「暗黙にある」とした上で、「この業界全体がこれから新しく変わっていく、きっかけになればいい」と語った。

 同じく日テレ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」では、司会の宮根誠司さんが、「僕らは出入り業者なのでわからないですが」と断った上で、「テレビ局側の異常な忖度(そんたく)では」との見方を示した。

 ジャニーズ事務所は17日夜、「弊社がテレビ局に圧力などをかけた事実はない」とするコメントを発表。NHKと在京民放キー5局も18日の朝日新聞の取材に対し、事務所からの圧力はなかったと回答した。

 SMAPの元メンバーの3人…

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