韓国銀行(中央銀行)が18日、日本の輸出規制の影響を懸念し、政策金利を年1・75%から年1・5%に引き下げた。規制の影響に不安感が広がるなか、日韓緊張の最大要因でもある元徴用工問題で、韓国は日韓請求権協定に基づく第三国の仲裁委員会設置を拒否。問題解決の芽は見えず、日本側は長期戦の構えだ。
韓銀の李柱烈総裁はこの日の会見で、「日本の輸出規制が韓国の輸出や経済に与える影響は、小さいとはいえない」と述べ、危機感をにじませた。利下げは3年ぶりで、輸出の低迷から始まる経済停滞を抑えるため、お金のやりとりをしやすくする措置という受け止めが広がっている。
米中の通商紛争に伴う世界経済の低迷を受け、韓国経済は減速傾向にあった。4~6月期の輸出は前年同期と比べて8・5%減。景気の先行きを示す設備投資も1~3月期は同17・4%の大幅減だった。そこに追い打ちをかけたのが、日本の輸出規制だ。
日本は今月4日、半導体素材…
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