「けがの恐れ、爪切りで骨削った」老人の虐待認定で証言

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枝松佑樹
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 熊本県菊池市の住宅型有料老人ホーム「ケアホームともづな」で、入所者6人を病院で受診させないなどの介護放棄や、約20人に対する緊急性のない身体拘束などがあり、市が高齢者虐待防止法に基づき、虐待と認定していたことがわかった。市と県は18日、改めて監査に入った。

 施設は2棟あり、定員は計55人。終末期の高齢者を積極的に受け入れている。市内の株式会社「ともづなリハサービス」(冨来一到(とみきかずゆき)社長)が運営し、訪問看護事業所などを併設している。

 市によると、市と県は今年2月、2度にわたってそれぞれ立ち入り調査と監査をし、市は6月21日付で再発防止策などの報告を7月末までに求める通知を出した。

施設運営会社の部長語る

 「認知症が進んでいたので、『痛い』とは言わなかった」

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 看護師でもある施設運営会社…

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