芥川賞の今村夏子さん「一生取れないと…」 会見詳報

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 第161回芥川賞・直木賞日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の「新喜楽」で開かれ、芥川賞には今村夏子さん(39)の「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー春号)が選ばれた。記者会見の主な一問一答は次の通り。

 ――いまのお気持ちは。

 大変驚きました。とてもうれしいです。ありがとうございます。

 ――受賞の連絡をどこで受けましたか。

 名前を忘れたんですけど、ビルの上のレストランで、担当の編集さんと一緒にお茶を飲みながら待っていました。お電話いただいた時は信じられなくて、すごくびっくりしました。

 ――電話にはどう返事を。

 「決まりました」とおっしゃっていただいて、「本当ですか」と。「ありがとうございます」と返事をしました。

 ――選考委員の小川洋子さんが、選考委員によっていろんな読み方ができたとおっしゃっていました。主人公の「わたし」と「むらさきのスカートの女」が2人とも実在するのか、同一人物なのか、妄想なのかが議論になって、さらに評価を高めたとのこと。どうお感じですか。

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 たいへんありがたいです。い…

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