薩長同盟と高杉晋作例に「対話を」 匿名取材に韓国高官

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ソウル=神谷毅
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 対韓輸出規制や元徴用工訴訟の判決などをめぐって悪化する対日関係について、韓国政府の高官が17日、韓国に駐在する国外メディアの取材に応じ、対立を乗り越えて明治維新に貢献した薩摩藩長州藩の同盟を引きながら、日本政府に対話を呼びかけた。

 高官は匿名を条件にした取材で、日本などの国外メディアに韓国政府の立場を説明。「長州と薩摩が19世紀に成し遂げたように」などと述べ、日本側に問題解決への協力を求めた。

 また、幕末に長州の志士として活躍した高杉晋作の名前を挙げ、安倍晋三首相と父親の安倍晋太郎・元外相が同じ「晋」の字を持っていると指摘。高杉らが生きていれば「両国に未来志向の関係が必要だとの私の考えに同意するだろう」と語った。元首相の中曽根康弘氏や福田康夫氏が日韓関係の発展に貢献したとして、「彼らも私に共感するだろう」とも述べた。

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 このほか、日本が輸出規制の…

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