スパイスカレーの達人の心、見透かしたのは紅茶の達人

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権敬淑
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 カレーと紅茶。どちらもスパイスを使うことで味わいが広がる、親和性の高い食品です。今のスパイスカレーブームのはるか前から、スパイスを駆使したカレーを紹介してきたカレー研究家の水野仁輔(じんすけ)さんが、日本でも指折りの紅茶研究家で今年2月に急逝した磯淵猛さんから受けたひと言には、道を究めようとする専門家同士だからこそ通じ合う思いがありました。

一番大切、なのに

 社会人2年目だった1999年、仲間と出張料理集団「東京カリ~番長」を立ち上げた。学生時代からの趣味の延長だったが、公園で凝ったスパイスカレーを囲んで楽しむ若者たちのイベントは注目された。

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 人の輪が広がり、副業禁止だ…

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