シャープが賞与の業績連動を四半期で検討 信賞必罰強化

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福山亜希
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 シャープは業績に連動して年2回支給している賞与(ボーナス)について、四半期ごとの4回に増やす検討を始めた。戴正呉会長兼社長が16日、「業績のよしあしを感じていない社員がおり、信賞必罰を徹底するためだ」と報道陣に説明した。労使協議には入っておらず、実施時期も未定だという。

 シャープは2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入り、戴氏がトップに就いてからは「信賞必罰」を掲げている。賃金は、社員の役職などに応じて決まり、賞与は会社の業績に連動しつつ、個人や所属する部門の評価をもとに基本給の1~8カ月分まで最大8倍の差がつくしくみだ。

 賞与は夏と冬の年2回あり、今は夏の支給額が前年度の下期、冬は上期の業績に連動させている。戴氏はこれを年4回にすることで「信賞必罰」を徹底し、業績アップへの意識を高めさせたい意向だ。

 戴氏はまた、鴻海グループと…

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