衝撃の「巨象」改革 若手抜擢、即断・即決・即実行へ

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細見るい
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 役員の数を大幅に減らしたり、役員体制を変更する時期を前倒ししたり……。このところトヨタ自動車で大がかりな組織改革が進んでいる。

 なぜなのか?

 2019年1月の改革はトヨタグループの内外で衝撃が広がった。役員体制を大胆にスリム化したのだ。

 トヨタ社内の専務役員、常務役員、常務理事(役員待遇)をすべて廃止した。専務役員のポストは「執行役員」に呼び名を変えて、常務役員と常務理事は部長級の社員らとともに新たに設けた「幹部職」にひとくくりにした。

 この結果、社長を含めた執行役員の数はこの時点で55人から23人にまで減ることになった。

 さらに、2018年にはそれまでは毎年4月だった役員体制を変更する時期を1月に前倒しした。この決定にも驚きが広がった。

 狙いは大きく二つある。

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 一つは役員数を減らすことで…

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