東京)原発避難、原発労働…市民団体ら研究発表 杉並
青木美希
反原発運動の理論的指導者といわれた故高木仁三郎さんの遺志で設立された「高木基金」(代表理事・河合弘之弁護士)の昨年度助成を受けた団体や個人20件の研究成果発表会が13、14の両日、東京都杉並区の明治大学で行われた。
基金は科学的な考察に裏づけられた批判ができる「市民科学者」の育成・支援を目的に助成している。
日本原子力発電が首都圏唯一の商用炉である東海第二原発(茨城県)再稼働を目指す中、「原子力規制を監視する市民の会」の阪上武代表は、避難計画について自治体が開く住民説明会を実際に傍聴したり、説明会に参加した住民へのヒアリングを行った。避難計画については「高齢者、障害者などの要支援者をどう避難させるか」などの問題点が上がっており、住民説明会も「避難計画への不満を共感しあうだけの場になっている」と報告した。
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また、「被ばく労働を考える…
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