熊本で逃走の容疑者が出頭 警察官3人負傷させ指名手配
熊本で逃走の容疑者が出頭=河合真人撮影
熊本県警が覚醒剤取締法違反容疑で家宅捜索しようとした男が、警察官3人にけがを負わせて逃走した事件で、県警は14日、熊本市西区城山大塘2丁目、職業不詳藤木寿人(ひさと)容疑者(43)を公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕し、発表した。「警察官とは知らなかった。けがをさせた覚えもない」と、いずれの容疑も否認しているという。
藤木容疑者は14日午前11時ごろ、福岡県糸島市内の駐在所に、逃走に使っていた車で一人で来て、「出頭してきました」「藤木です」と告げ、「疲れた」などと話したという。福岡県警から連絡を受けて駆けつけた熊本県警の捜査員が逮捕。同日、熊本東署に身柄を移送し、逃走経路などについても調べている。
藤木容疑者は9日午前7時40分ごろ、自宅を訪ねてきた同署員に玄関で家宅捜索を告げられると、自宅前に止めていた車に乗り込み発進。制止しようとした署員3人を数メートル引きずり、ひざの打撲など10~14日のけがを負わせた疑いが持たれている。
県警は公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕状をとり、全国に指名手配。氏名と顔写真、車の写真も公開して行方を追っていた。
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