アラフォーの参院選、投票どう決める? 名古屋で座談会

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佐藤英彬 山下奈緒子
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 あなたはどうやって投票先を決めていますか――。朝日新聞名古屋報道センターは40歳前後の「アラフォー世代」の有権者8人による座談会を開いた。仕事や子育てで忙しかったり、親の介護や自身の老後を考え始めたりするアラフォー世代はいろんな政策の影響を受ける。選挙について、本音を語ってもらった。

 名古屋報道センターの公式ツイッターの呼びかけなどで集まったのは、愛知県内に住む36~44歳の男女各4人ずつ。まず「投票に行っているかどうか」から、話し合いを始めた。

決め手の多くは「その人の顔」

 会社員女性(40)は投票に一度も行ったことがないが、「いい大人が正直恥ずかしい」と思い、他の人の意見を聞こうと参加した。

 「正直面倒くさいっていう思いがあったから」というのが、これまで投票に行かなかった理由だ。「多数決で決まったことは民意の表れ。それに従えば、基本的に今の生活にもよかろうと思ってきた」

 建築史家の村瀬良太さん(42)は投票を欠かさない。最終的な決め手の多くは「その人の顔」と話した。「希望を持っていた人も、10年たつとだいぶ顔つきが変わってしまう」

 パート勤めをしている山田千鶴さん(44)は毎回の国政選挙で投票先に悩むが、これまで「今一番勢力がある党じゃないところ」に票を投じてきた。「私の一票でひょっとしたら1人くらい当選すれば、(現状の多数派と)違う意見が出るかもしれない」

 参加者から驚かれたのは会社員の石坂喜和さん(36)。選挙権を得た20歳から必ず投票しており、「夜8時からのテレビの特別番組は毎回正座して見るほど」選挙が好きだという。

 投票先は「自分の思想にあう人」で決める。候補者のツイッターで過去の発言も見て、選挙の時だけ都合の良いことを言っていないか確かめているという。

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