「バルス!」「生きねば。」 壁から浮かぶジブリの言葉

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原口晋也
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 「鈴木敏夫とスタジオジブリ展」が13日、長崎県佐世保市ハウステンボスで始まる。ジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんの「言葉」に注目した展示だ。

 東京に続く、全国2番目の開催。開幕を前に12日に鈴木さんを迎え、現地で記者会見と内覧会があった。

 「生きろ。そなたは美しい。」(もののけ姫)

 「生きねば。」(風立ちぬ)

 「バルス!」(天空の城ラピュタ)

 会場には、ジブリの代表作を彩ったキャッチコピーやフレーズの直筆が、壁から浮き出すように立体的に大きく描かれた。「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋や湯婆婆の巨大な模型、ポスターも飾られ、来場者に映画の名場面を思い出させるような展示となっている。

 書画、発想の元になった創作メモといった資料も集められた。両親の影響で漫画と映画に夢中だった幼少期、詩や小説にふけった青年期、就職した出版社での挫折や、漫画家ちばてつや氏との交流、アニメ雑誌の創刊に奔走する中での高畑勲宮崎駿両監督との出会い――。鈴木さんの歩みもたどることができる。

 記者会見に作務衣姿で現れた…

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