「民間人撃つとゲームオーバー」戦場の法、ゲームで学ぶ

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前川浩之
【動画】国際人道法の意義学ぶ 戦争ゲーム使いリアルに=赤十字国際委員会(ICRC)提供、前川浩之撮影
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 戦場にいたら守るべき国際ルールをあなたは知っていますか――。戦争のシミュレーションゲームをして「戦争のルール」を学ぶゼミが、大阪の大学で開かれている。戦場のリアルを模擬体験し、多大な犠牲者を出した歴史の上に国際社会が紡いだこのルールの意味を考えさせる授業だ。

 「あれは民間人か? 殺したらあかんやろ」。5月下旬、大阪経済法科大学(大阪府八尾市)の教室で、国際法ゼミの3年生18人がパソコンゲーム「ARMA(アーマ)3 LAWS(ローズ) OF(オブ) WAR(ウォー)」をプレーしていた。

 ゲームは「民間人への攻撃禁止」「傷を負った敵兵への攻撃禁止」といった戦時の取り決めである国際人道法を反映させている。銃を構えて戦場を進み、民間人を撃つとすぐにゲームオーバーになる仕組み。副題は「戦争の法」だ。

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 授業では民間人と敵兵の色が…

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