れいわに支持を…立憲が懸念 広がる反緊縮、自民候補も

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井上充昌 大貫聡子 河合達郎
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 参院選では、10月に10%への引き上げが予定される消費税をめぐる論戦が注目を集める。消費税廃止や大規模な財政出動など「反緊縮」と言われる経済政策を前面に掲げる政党が現れたほか、既存政党にも「廃止」や「減税」を口にする候補者が出ている。

 「消費税はゼロでいい」

 11日夜、宮城県石巻市の個人演説会でそう訴える立憲民主党公認候補者の石垣のりこ氏の横で、会を主催した県連顧問の安住淳元財務相は苦笑を浮かべた。「懐深く受け止めていただいた」と石垣氏に水を向けられると、大きく手を振って「受け止めてない」と否定。集まった約400人から笑いがもれた。

 党の公約は「消費増税凍結」だが、石垣氏は5月の立候補表明から「消費税廃止」を訴え続けている。立憲は消費税について「ゼロに今すぐするということは、現実的な政策だとは思っていない」(枝野幸男代表)という立場をとっており、石垣氏の主張に神経をとがらせる。

 立候補表明の前日も、安住氏…

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