工場で「メダカがいた!」 環境に配慮する経営、広がる

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田幸香純
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 大気汚染や水質汚濁などの発生源のイメージが強い工場だが、緑化など環境整備に力を入れた工場では多くの動植物が確認され、生き物のオアシスになっているケースも増えてきた。環境や社会に配慮する企業への「ESG投資」が注目され、企業側も情報発信に力を入れている。

 「メダカがいた!」「モンシロチョウがいる」

 6月下旬、小さな水路をぐるりと囲んだ小学3年生の児童64人が次々と生き物を見つけては歓声を上げていた。

 三菱電機パワーデバイス製作所(福岡市)が工場見学にあわせて開いた敷地内の自然観察会だ。昨年度から近くの今宿小学校の児童を招待。敷地内を南北に流れる約400メートルの水路を中心に環境を整備して、多くの動植物が生息していることをPRする。山下博司教頭は「身近にある企業の環境活動を知ることができるのは大きい」と話す。

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 観察会を開くきっかけは20…

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