響く演説、スマホに通知 駅ごとの住民データを候補者へ

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関口佳代子 藤原伸雄
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 1丁目では「年金」の演説を、大通りを挟んだ3丁目では「保育」の話を――。ネット上のデータを活用して、地域住民のニーズに沿った演説内容を候補者に教える。そんな取り組みが静かに広がりつつある。

 「この地域はサラリーマン世帯が密集して電車通勤の人が多いので、朝に駅前で『賃上げ』を訴えましょう」「低所得者の多い地域。見切り品を求める人が多い夕方に、スーパー前で『年金問題』を取り上げてください」

 選挙コンサルティング会社「ジャッグジャパン」(東京都渋谷区)は、参院選の候補者にこんなアドバイスをしている。2014年から始め、今回は複数の陣営と契約しているという。

 分析に使うのは、有権者に関…

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