タリバーン、和平合意へ大詰め 米軍の撤退時期が焦点

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バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンからの駐留部隊の撤退への道筋を模索する米代表団と、反政府勢力タリバーンの和平交渉が大詰めを迎えている。米側はタリバーンの囚人釈放に協力して懐柔を図り、タリバーン側は戦闘緩和を宣言して歩み寄った。課題は多いが、早ければ9月までに和平合意を結びたい考えで両者は一致している。

 米国とタリバーンの和平協議は、昨年7月に始まった。米国は米軍撤退にあたってタリバーンに対し、テロ組織の活動を許さないこと▽アフガン政府と協議すること▽停戦合意を結ぶこと、などを求めてきた。

 このうちタリバーンはアフガン政府との協議を拒んでいたが、米国の働きかけで拘束下のタリバーン戦闘員が大量釈放されたことなどから態度を軟化させた。

 今月7、8日に開かれた中東…

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