メロンに続くブランドは…破綻の夕張、高校生が描く未来

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白井伸洋
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 平成から令和へ移り、初の参議院選挙が21日に投開票される。今、一票に何を託すのか。様々な課題の現場を記者たちが訪ねました。

 全国で唯一の財政再生団体、北海道夕張市財政破綻(はたん)した当時の2007年に約1万2千人だった人口は、今年5月末に8千人を切った。高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)は50%を超える。

 「夕張は周りが思うよりも元気です」。市唯一の高校、夕張高校で生徒会長を務める3年生の山崎彩巴(あやは)さん(17)はそう言って笑う。海外短期留学や学外の起業家教育セミナーなどに参加。将来の夢を考える機会になった。市は入学希望者が集まるよう、魅力的な学校づくりに取り組んでおり、これらの参加費などを補助している。「おかげで二の足を踏まずに参加できる。積める経験が多いです」。全校生徒は65人で少ない分、チャンスが巡ってきやすいという。

 夕張以外の同世代の生徒らと…

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