相打ち覚悟? ボクシング村田諒太、「背水の再戦」へ

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塩谷耕吾 伊藤雅哉
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 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級前王者の村田諒太(33)=帝拳=の「背水の再戦」が迫ってきた。12日、エディオンアリーナ大阪で昨年10月に完敗した現王者ロブ・ブラント(28)=米=と対戦する。陣営は「選手生命をかけた戦いになる」。地元関西での試合は5年ぶり。勝敗はずばり「村田次第」だ。

 大一番への調整を進める村田には、どこか達観したところがある。「手応えもありますし、あとはコンディションを崩さずにリングに上がるだけ」。3日に東京都内で練習を公開。口調は軽やかで笑みさえ見せた。

 ベルトを失った米ラスベガスでの前回の対戦では手数の差が明白だった。12ラウンドでブラントが1300発近いパンチを繰り出す中、村田は約800発。体の強さで相手を下がらせるのが村田のボクシングだが、相手のパンチで体を起こされ、本来のパワーを殺されてしまった印象だ。

敗戦なら引退も?

 当時のブラントはさほど名前…

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