ケネディの大失態から始まったアポロ計画 月着陸50年

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石倉徹也
【動画】人類が月に第一歩を刻んでから50年。アポロ計画を振り返る
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 米国の宇宙船アポロ11号が月に着陸し、人類が初めて月面に足跡を刻んでから20日(日本時間21日)で50年を迎えた。半世紀を経てなお偉業であり続けるアポロ計画は、若き大統領の大失態から始まった。

 1961年4月12日。旧ソ連のガガーリン飛行士が人類で初めて宇宙を飛ぶ情報を、諜報(ちょうほう)機関はつかんでいた。

 米国は夜。チャールズ・マレーらの名著「アポロ」によると、1月に43歳で就任したばかりのケネディ大統領は科学補佐官から、打ち上げがあったらすぐ起こした方がいいかと尋ねられ、「いや、朝に知らせてくれればいい」と答えて寝室に消えた。

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 米国は、ソ連が57年に人類…

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