タイ北部の洞窟に17日間閉じ込められたサッカー少年ら13人全員が救出されてから、10日で1年がたつ。奇跡の救出劇に世界中のメディアが注目し、映画化も決まった。少年らが朝日新聞の取材に応じ、「信じられないような1年だった」と口をそろえた。

 少年らは、タイ北部チェンライ郊外にあるタムルアン洞窟に入った後に大雨の増水で戻れなくなった。入り口から約5キロの場所で見つかり、国内外のダイバーらによって無事に救助された。だが、救出活動中に元タイ海軍特殊部隊員の男性ダイバーが亡くなった。男性ダイバーの命日の6日、少年らは全員で現場近くの寺で遺影に手を合わせた。

 パヌマー・セーンリー君(14)は「今も洞窟の中のことを思い出す。たくさんの人に迷惑をかけた。これからは責任をもって行動し、社会の役に立ちたい」と語った。

 少年たちは救出後は欧州や米国…

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