(7日、男子ゴルフ 日本プロ選手権)
石川は、ティーショットのドライバーでミスを恐れなかった。
プレーオフの18番パー5(508ヤード)。「守るのではなく、チャレンジしようと」。そんな一打が運を呼び込む。ミスと思われた球はカート道で勢いよく跳ね、前方のフェアウェーへ。黄よりも50ヤードほど前につけ、残り200ヤード。2打目の5番アイアンでグリーンをとらえ、ピンから4メートルに運んだ。
イーグルパットは、自分で読んだラインを信じた。「最後に曲がるはず」。球は50センチ手前で右へ。カップに吸い込まれた。「信じられない」。雄たけびを上げ、握った両手を引き、天を見上げた。そして泣いた。「夢なのかなと思う。今までの優勝の中で一番興奮したかもしれない」
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どん底であきらめなかった…
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