香港デモに無力感、若者の自殺相次ぐ 抗議先鋭化懸念も

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香港=益満雄一郎
【動画】ザ・解説 香港で連日続く抗議デモ。香港市民はなぜ怒っている?=撮影・益満雄一郎、竹花徹朗
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 香港で「逃亡犯条例」改正案に抗議する若者らの自殺が相次いでいる。香港メディアによると、少なくとも4人が自ら命を絶った。大規模デモが示した民意が香港政府に受け止められていないと嘆き、無力感や絶望感を募らせた結果とみられる。自殺の連鎖や「死者の遺志を継ぐ」と考える人たちによる抗議活動の先鋭化が懸念されている。

 香港中心部の公園では6日夜、自殺者を追悼する集会があり、参加者は祭壇に手を合わせて故人の冥福を祈った。

 香港メディアによると、香港・九竜半島で暮らす女性(28)が3日早朝に飛び降り自殺した。自宅には「民主的に選ばれていない政府は私たちの訴えに答えない」「何も変えられない無力感に苦しんでいる」と書かれた遺書が残されていたという。

 6月にも政府への抗議に関連…

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