小型機事故のボーイング、遺族に108億円の基金

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シカゴ=江渕崇
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 米航空機大手ボーイングが、主力小型機「737MAX」が起こした2回の墜落事故をめぐり、遺族支援などのために1億ドル(約108億円)の基金を設けることになった。自治体やNPOを通じて、遺族の生活・教育支援などに充てるという。

 同社が3日発表した。737MAXは昨年10月にインドネシアで、今年3月にはエチオピアで相次ぎ墜落事故を起こし、計346人が死亡した。機体の姿勢を安定させるシステムの不具合が二つの事故につながったとみられており、米国内外の遺族がボーイングに訴訟を起こしている。

 ボーイングのミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)は「犠牲者と遺族にお悔やみ申し上げるとともに、この基金が安らぎにつながることを願う」とコメント。同社の従業員からも遺族向けの募金を受け付けるとしている。

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 事故を受け、737MAXは…

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