これが財布?ガレージブランド発 小さくても機能的

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山田佳奈
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 既製品にはない、使いやすさや機能性を備えたアウトドア用品「ガレージブランド」が人気だ。登山やキャンプ、トレイルランなど様々なジャンルのアウトドア愛好家がおもに立ち上げている。2010年ごろから関東周辺を中心に出始め、作り手自身が使いたいものを商品化している。

 先日、ファミリーレストランの会計で驚かれた。「えっ、それ、お財布ですか? 今まで見た中で一番小さい」。一見するとキーケースのよう。ガレージブランド「MINIMALIGHT(ミニマライト)」(京都市)の人気商品「PLAY(プレイ) WALLET(ウォレット)」(4320円)だ。

 重さはわずか16グラム、三つ折りにするとタテ約6センチ、ヨコ9・5センチと片手に収まるが、お札と硬貨、カードをそれぞれ分けてしまえる。この財布に替えてからというもの、カバンと気持ちの両方がぐんと軽くなった。

 デザインしたのは羽地慎吾さん(37)。大学と専門学校を卒業し、介護用品や遊具などをデザインする東京の事務所で働いた。ただ事務所がメーカーの下請けだったため、製品になると意図しないデザインに変更されていることも。ものづくりに最後まで携われないのがもどかしく、退職。京都に移り、約3年前にミニマライトを立ち上げた。

 その頃、ウルトラライトとい…

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