国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれている三重県亀山市の旧東海道「関宿」に6日、「関の山車(やま)会館」が開館する。7月下旬の「関宿祇園夏まつり」で繰り出す山車や祭り、関宿の暮らしに関する資料などを展示し、町のことを知ってもらえる新しい観光拠点にする。

 関宿の夏まつりでは、江戸時代の最盛期には16基の山車があったとされ、大きく豪華だったという。当時の関宿の繁栄を知ると同時に、「これ以上は無理」といった意味の「関のやま」が生まれたとされる。

 今は北裏、木崎、中町三番町、中町四番町の四つの町の山車が残っており、夏まつりで見られるが、会館ではこれらの山車を交代で展示し、訪れた人がいつでも見られるようにする。また、子どもたちのお囃子(はやし)の練習など地域の活動の拠点にもしていく。

 会館は、昭和初期まで焼きもの…

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