少々地味だが最有力 次の世界文化遺産、本命はあの遺跡

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河野光汰 赤田康和
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 世界文化遺産に「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」(大阪府)の登録が決まった。来年の奄美大島などの自然遺産候補に続く、文化遺産候補として最も有力とされるのが、「北海道・北東北の縄文遺跡群」だ。紀元前の遺跡の挑戦は国内初となる。巨大古墳とは対照的に、地中に埋まった柱穴など地味な文化財も多い。その価値を世界に認めてもらえるのか。

 すでに地元の熱気は高まっている。三内丸山(さんないまるやま)遺跡(青森市)のボランティアガイド中村文子さん(71)は「現場の盛り上がりはマックスです」。年間30万人が訪ねるが、世界遺産となれば、海外からの観光客の急増も予想される。NPO法人「つがる縄文の会」の川嶋大史理事長は「保存だけでなく、観光資源としての活用の仕方も勉強してきた」と意気込む。

 世界遺産は文化、自然、複合…

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